図書館司書資格を通信で取得するには?完全に在宅で1年かけて司書資格を取得しました。
少し前のお話ですが・・・
数年前まで公共図書館でパートとして働いていました。
就職した当時は司書資格は持っておらず、職場でも必須というわけではないようでした。
資格よりも、接客マナー・事務処理がこなせるか、パソコンを扱えるかといったことの方が採用時には重要だったようです。
ただ、働いているうちに利用者の方から「司書さん」と呼んで頂くことが多々ありました。そう呼んでいただく度に、司書資格がないためどうお応えしたらよいのかと少し複雑な気持ちになりました。
職場で必須ではないといっても7割の職員(同じパートさんです)は司書資格を持っていたようで、「取った方がいいかなあ。」
と思いながらも「まずは仕事覚えよう」と1年ほど働きました。
1年が経ち、仕事もまずまずこなせるようなったところで司書資格について調べると、
多くの人は大学在学中に取得しているようでしたが、社会人になってからでも取得することが可能だとわかりました。
どうやら司書資格というのは、
司書資格取得に必要な科目の授業を開講している大学で受講し、単位を取得することで資格が取得できる
ということでした。
※大卒の場合とそうでない場合と必要な科目数が変わってきます。また、自分の通っていた大学で、司書資格取得に必要な科目の単位の一部を取ってあると場合もあるので、その場合はその科目は新たに単位を取る必要はないそうです。司書資格の取得をお考えの際には確認したほうがいいと思います。
更に調べると社会人向けに夜間などの時間帯に開講している大学もありましたが、家事に仕事にと負担が大きくなりそうだったので何とか在宅で取得できる方法を探すことにしました。
在宅で資格取得といえば、通信講座ということになるのですが・・・。
通信講座といえばユーキャンと思い調べてみるとどうやら司書資格の取得はできない様子。
…そうです。大学で単位を取る必要があるのですから。
ですので、通信で開講している大学を探すことに。
探してみるとあるにはあるのですが、私の住んでいる地域の周辺ではそういった大学が見つかりませんでした。
↑司書資格の通信といえばこちらが有名です。こちらの大学が資格取得にかかる費用が比較的安く済むのですが…
通信講座なのだから住んでいる場所が関係ないと思うところですが、司書資格を取得するためには
スクーリング
という実際に大学で授業を受講しなければ単位を取れない科目があったのです。
そうなると、いくら受講料が安くても実際に大学に赴くための交通費、さらに授業は数日間ありますのでそのための宿泊費、食費等の費用がかかるため、それなりの金額になってしまうようでした。
(近畿大学など、通信講座を開講している大学のお近くにお住まいの方なら資格取得の費用は、ここでご紹介する大学の3分の1程度で済むのではないかなと思います。)
数日間家を空けて遠くまで授業を受けに行くことは、負担になると思い、どうにか
一度も大学に行かなくて取得できないか
とさらに調べたところ、1校だけそれができる大学がありました。
それは八洲学園大学。
こちらは横浜に本校が実際にある通信大学で、司書資格以外にも大学に通わないと取得できない国家資格がいくつか取得できます。
来校不要のインターネット大学ですが、実際に校舎があるのがいいですね。
早速資料請求をし、入学手続きをすることに。
(入学の時期は年に4回ほどありますので、それに合わせて学習開始されるようになります。)
入学までの流れ|通信大学の八洲学園大学[司書ほか、国家資格取得を目指せる通信大学]
メールでの問い合わせももちろんできますが、電話でも丁寧に応対してくださり安心して手続きができました。
それなりにまとまったお金(私の場合30万ほどになりました。ただ、授業料自体が安い他大学を受けたとして、スクーリングのための旅費や宿泊費などの費用を考えるとあまり変わらない金額になりました)を出して入学・資格取得となるので信用できる大学を・・・という気持ちも大きく、実際に本校があることや電話での対応でかなり安心できました。
教材は、購入するものもありますが、なるべく図書館で借りるようにすると費用がかかりません。来館した図書館にない場合は、他の館から取り寄せてもらうことも可能でしたので、図書館に相談するといいと思います。
取得期間は半年コースや1年コースと自分のペースに合わせて選べます。
私は無理のないところで1年コースにしました。
無事1年で司書資格を取得することができましたが、楽ちんかというと、それなりに大変は大変だったような・・・
課題のレポートが6000字であったり、実際に図書館に行って調べないとできない、時間内で行われるテスト形式があるなど・・・
図書館に勤めながら取り組めたことでスムーズに取得できたかなあと思うところも多かったです。
ただ、やはり結構な金額かけてましたので、「資格取得せねば!」との思いが強かったですね。
問題のスクーリング授業に関しては、
ネット環境が整っていること!
まずこれです。ライブ授業となるからです。
授業ですが・・・
実際の校舎にいらっしゃる先生がライブカメラで映ります。(こちらの映像は映ることはありません。)全国の生徒さん(10数名くらいでしょうか)と一緒にパソコンの前で受けることになります。私の時は、横浜の本校に通学している方もいらっしゃったようです。
そして、授業が開始されるわけですが、こちらの様子がわからないからと気を抜いてはいけません(笑)
時々「参加してます。聞いてます。寝てません!」ボタン(私はこう呼んでいました)をポチっと押すんです。
更に、チャットで意見したりします。
これは授業に参加している全員が見ることができますので、先生はもちろん、生徒さん同志でのやりとりもできて楽しいです♪
チャットで発言あったかどうかも授業への意欲として、評価されますので大切なことだったようです。
というわけで、とにかくネット環境が整っていないと授業が受けられません。
・・・インターネット大学ですものね。
パソコンの環境についてはわからないことは、大学側から教えていただけますが、環境を整えるのは自分自身で行うことになります。
他にも、決められた時間内に行うテスト形式も、答案より、パソコン操作大丈夫か⁈と結構緊張したり・・・。
レポートの提出も、全てパソコンで八洲学園大学の専用サイトを通して提出するようになりますので、
パソコンスキルはある程度必要です。
学習方法|通信大学の八洲学園大学[司書ほか、国家資格取得を目指せる通信大学]
そんなわけで、1年かけて完全在宅で無事に資格取得できました。
基本的には授業を受ける・課題をこなす。当たり前のようなことなんですが、猛勉強するというよりはこれに尽きるかなと思います。
思い出してみると、大変なとこもあったけれど、結構楽しかったかな?とも思います。
何より、取り組むものがあるって結構いいことなのかもしれないですね。
資格マニアではないのですが、次はもう少し趣味的な資格とってみようかなあと考えています。
- 作者: 高橋書店編集部
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